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地震発生時の安全マニュアルと普段からの備え【随時更新】

お疲れさまです! 全社Opsグループの村川( @tMura )です。
この頃地震が多く、全社Opsと総務を中心に、対策マニュアルの整備を進めています。

日頃の備えとしてご覧いただきたい前提のなかで「SmartHRらしいアナウンス」を模索したときにオープン社内報が思い浮かび、今回お届けしています。
必要な情報にパッとたどり着けるよう、目次や検索もご活用ください。
(なお、別途ローカルにも保存できるよう、PDFも制作予定です!)


【1】出社時に地震が発生したときの行動手順

まずはオフィス出社時に地震が発生したときの行動手順です。

【1-1】行動手順1:ご自身の安全確保

地震が発生した際、下記を徹底してください。

  • 一時的にデスクやテーブル等の下に隠れ、落下物から身を守る

  • 移動中は、窓ガラスの割れや備品等の倒れ込みにも注意する

【1-2】行動手順2:オフィス内で待機

地震がおさまったら、下記に注意しオフィス内で待機してください。

  • ヘルメットを着用

  • 備蓄品の準備

  • 三密の回避(新型コロナ流行時)

  • 情報の収集(テレビ、ラジオ等)

  • 帰宅の可否は対策本部の指示に従う

  • 対策本部はビル管理者側(防災センター)と連携

オフィス別避難場所
建物内待機が基本で、ビル管理者側(防災センター)から避難指示があった場合のみ避難します。避難場所はオフィス別に下記のとおりです。

※一時避難後は市区町村の指示に従って行動して下さい

【1-3】行動手順3:点呼・負傷者確認

点呼をとり、負傷者がいないかを確認してください。

■ 負傷者がいる場合
応急救護・救急通報(119)を行ってください。
なお、大地震の場合、救急車が来られない場合も多いです。協力して応急救護を行い、重傷者に万が一のことが考えられる場合は、近隣の病院へ直接連れていってください。

■ 行方不明者がいる場合
可能な限りの探索をするほか、ビル管理者側にも探索を依頼してください。ただし、災害現場には戻らないでください。

【1-4】随時対応

ご家族や同居人の安否を確認してください。会社からの安否確認メールにも返答してください。(後述)
地震の状況が落ち着いた後も、身の安全や家族の安全を第一に、会社方針を確認しながらの行動をお願いします!

【2】リモートワーク時に地震が発生したときの行動手順

リモートワーク時に地震が発生したときの行動手順です。

【2-1】行動手順1:ご自身の安全確保

地震が発生した際、下記を徹底してください。

  • 一時的にデスクやテーブル等の下に隠れ、落下物から身を守る

  • 移動中は、窓ガラスの割れや備品等の倒れ込みにも注意する

【2-2】行動手順2:安全な場所で待機

地震がおさまったら、避難の必要性の有無を判断し、安全な場所で待機してください。

■ 避難が必要な場合
下記の場合、避難が必要です。屋外を移動する際は、余震や破損した道路、建物などで二次被害に合わないように注意しながら避難してください。

  • 状況1:建物被害が大きく崩壊の恐れがある

  • 状況2:自宅で火災が発生

  • 状況3:近隣で火災が発生

■ 避難が不要な場合:室内待機
避難が必要ない場合は、室内で待機してください。

  • いつでも動ける準備を!(防寒具、運動靴、地図、リュックサック等)

  • 備蓄品、防災用具も忘れずに!

  • 家具、壁、ガラスなど損傷箇所を目視で確認

  • テレビやラジオ、自治体の防災無線等で周辺情報の収集

【2-3】行動手順3:負傷者確認

ご家族や同居人が負傷した場合は、応急救護・救急通報(119)を行ってください。
なお、大地震の場合、救急車が来れない場合も多いです。協力して応急救護を行い、重傷者に万が一のことが考えられる場合は、近隣の病院へ直接連れていってください。

【2-4】随時対応

ご家族や同居人の安否を確認してください。会社からの安否確認メールにも返答してください。(後述)
地震の状況が落ち着いた後も、身の安全や家族の安全を第一に、会社方針を確認しながらの行動をお願いします!

【3】外出時に地震が発生したときの行動手順

商談や出張などでの外出時に地震が発生したときの行動手順です。

【3-1】行動手順1:ご自身の安全確保

地震が発生した際、下記を徹底してください。

  • 可能であればデスクやテーブル等の下に隠れ、落下物から身を守る

  • 建物内外の、窓ガラスの割れや備品等の倒れ込みにも注意する

【3-2】行動手順2:安全な場所で待機

地震がおさまったら、外出状況にあわせ、安全な場所で待機してください。

■ 訪問先にいる場合
原則として、訪問先(施設)の指示に従ってください。

■ 公共交通機関を利用中の場合
乗務員の指示に従ってください。

■ 車両等を運転中の場合
安全な場所に停車し、緊急車両・避難者の妨げにならないようにしてください。(河川や海岸に近い場合は、徒歩で高台を目指してください)
停車後は次の項目を参考に避難場所を探してください。

■ 避難すべき場所を探す場合
上記に該当しないときは、最寄りの一時避難場所や広域避難場所へ避難してください。津波の恐れがある場合は、津波避難場所やビルなどに移動し、待機しましょう。
屋外を移動する際は、余震や破損した道路、建物などで二次被害に合わないように注意しながら避難してください。

なお、避難場所として指定されている施設には、その目印として下図のような看板やステッカーがあります。

避難場所を示す看板やステッカーを現した画像

【3-3】随時対応

ご家族や同居人の安否を確認してください。会社からの安否確認メールにも返答してください。(後述)
外出時は、安否確認メール以外の手段も使って、上長やチームに自身の状況を報告してください。

地震の状況が落ち着いた後も、身の安全や家族の安全を第一に、会社方針を確認しながらの行動をお願いします!

【4】地震発生への普段からの対策

地震は突然やってくるもの。起こってからの行動はもちろん、普段からの備えが重要です。

【4-1】従業員としての対策

(1)安否確認メールの利用方法を確認する
安否確認サービス「トヨクモ」より【 notify@anpikakunin.com 】のメールアドレスから送信されます。出社時やリモート時、外出時、休日などを問わず安否確認メールへの早急な応答をお願いします。

定期的に発出訓練を実施しますので、通達、動作の確認をお願いします。
※ 迷惑メールフィルターに引っかかる場合は、受信許可設定をしてください。

(2)所属グループ内での報告ルートを決めておく
安否確認以外にも、地震による業務上の対応が必要となる場合も考えられます。所属グループやユニットのチームメンバーとコミュニケーションをとれるよう報告・連絡の方法の認識を合わせておきましょう。
Slackのチャンネルなど、日頃使用している連絡方法を転用して大丈夫です。

(3)防災知識
職場や自宅周辺の災害リスク、指定避難場所、応急救護の知識などを把握しておきましょう。

▼ 参考

【4-2】ご家族との備え、自宅での対策

(1)家族との連絡方法を決めておく
複数の連絡方法を推奨します。例えば下記の方法があります。

  • 電話、ショートメッセージ、SNS(LINE、Twitter、Facebookなど)

  • 災害伝言板システム


▼ NTT(ダイヤル171)

▼ NTT(web171)

▼ NTTドコモ

▼au

▼ソフトバンク

▼Google パーソンファインダー


(2)家具対策
東京都防災ホームページによると、近年の地震による負傷者の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因とのことです。同サイトを参考に、皆さんのご家庭でも対策を検討してみてください。


(3)災害備蓄品
一般的に、最低3日分の水・食料の備蓄が望ましいとされています。すでに自宅に備えがある場合も、賞味期限切れなどに注意し定期的に確認することをオススメします。
なお、もし賞味期限が切れた際のフードロスが気になる方は、日常生活で消費しながら備蓄する「ローリングストック」と呼ばれる方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

【5】おわりに

今回は、BCP(事業継続計画)への取り組みの第一歩として、最も大切な皆さんの安全確保に絞ってマニュアルを作成しました。まだまだBCPに関して取り組むべき課題は沢山あります。このマニュアルを土台とし、次への取り組みに繋げていきたいです。

また、災害対策は日頃からの備えが大切です。ぜひこの機会に、ご家族や大切な人達と災害について考える時間にしてください。

こちらからも、定期的に災害に備える機会を発信していく予定です。一般的な訓練に限らず、SmartHRらしさを含んだ施策も考えていきますので、皆さんよろしくお願いします!

● 執筆:村川( @tMura )
● 構成・編集:ふじじゅん( @fujijun
● 画像作成:kojikoji( @kojikoji )
● 編集協力:sahalog( @sahalog )、samemaru( @samemaru )、ちゃんみー( @chanmy)、たけべ(@ta_ke_be

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