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SmartHRでの仕事と育児の両立ってどう? パパ&ママ座談会

※2022年 4月 1日追記
制度名の変更に伴い、記事を一部更新しました。

お疲れさまです。マーケティンググループの元田(ゆきさん / @yukisan)です。

普段はマーケティンググループのコンテンツマーケティングユニットで、導入事例の取材・ライティングや、オウンドメディアSmartHR Mag.の運営に関わっています。好きなSlackのチャンネルは、# 趣味_語感です。

SmartHRでは、子育て中の方はもちろん、持病がある方、介護をされている方など、さまざまな環境で働く方が増えています。
従業員数の増加に伴い、SmartHRに応募してくださる方も増え、「SmartHRで子育てしながら働けるのか?」というご質問も多くいただくようになりました。

今回は、より多くの質問をいただくようになった「仕事と育児の両立」にテーマを絞り、実際に仕事と育児を両立させながら働く方にお話を伺いました。

今回お話を伺ったのは、こちらの3名。私自身も子育て中ということで、4名でワイワイお話ししました!

写真向かって左から、yukisan、narukaiさん、tanimahoさん、tknzkさんの4名が並んで座っている写真。

写真左から、

● マーケティンググループ yukisan(@yukisan_mo):小学校低学年の子ども1名
● セールスグループ narukaiさん:未就学児の子ども1名
● カスタマーサクセスグループ tanimahoさん:未就学児の子ども1名
● CEO直下 tknzkさん(@tknzk):未就学児の子ども2名

※以下、Slackネームでお届けします。

子育て中社員の1日のスケジュール

yukisan:普段、仕事と育児をどのように両立していますか? 1日のスケジュールなどを伺いたいです。

narukai:僕は8時から仕事を開始して、だいたい19時くらいまで勤務しています。子どもは1歳半、主に妻がみてくれていますが、仕事が終わったらお風呂に入れたり食事の後片付けをしたりしています。週に1〜2回出社していますね。

tanimaho:私は朝6時くらいに起きて、朝のうちに夕飯の準備とかできることをしています。子どもは保育園に預けているので、朝は夫に送迎を任せて8時くらいから仕事を開始しています。18時ころに私がお迎えに行くような役割分担です。

yukisan:時短勤務ではないんですね?

tanimaho:はい。コアタイムなしのフレックス制なので、休憩を入れるタイミングも自由ですし、面接の時から「みんな自由に休憩とりながら仕事しているよ」と聞き、入社時からフルタイム勤務です。

yukisan:そうなんですね、私もです。入社当時は時短勤務でしたが、コアタイムなしのフレックス制でリモートワークも可能になったので、フルタイム勤務に切り替えました。
ちなみに、私には小学生の子どもがおり、朝8時台から働き始めて、18時〜19時の間に退勤しています。基本リモートワークですね。

tknzk:僕は子どもが2人保育園に通っていて、朝の送迎は僕が担当しています。基本的にリモートワークなので、9時すぎくらいから働いて、夜は19時くらいに終わっていますね。子どものお迎えは妻が担当しているので、その後夫婦2人で面倒をみているような感じです。

インタビュー中のtanimahoさんの写真。
▲ カスタマーサクセスグループ tanimahoさん

SmartHRでの仕事と育児の両立、ぶっちゃけどうですか?

yukisan:リモートワークの方が多いですね。SmartHRでの仕事と育児の両立について伺いたいんですが、ぶっちゃけどうですか?

narukai:僕の転職のきっかけは「子どもが生まれたこと」なんです。子どもが生まれたことが自分のキャリアを見直すきっかけになり、さらに成長したいと思って転職活動していたので、実は「働きやすいかどうか」は重視していませんでした。

ただ、入社して働き方に選択肢があることのありがたさはすごく感じています。仕事にコミットできる環境って、人によって違うじゃないですか。今、一番仕事にコミットできる働き方ができているので、「ぶっちゃけどうですか?」という質問に対しては、「両立できています」という回答になります。
もし転職を考えることになったら、働き方の柔軟度はめっちゃ確認するかも。

yukisan:narukaiさんは営業職なので、お客さまとの商談などでスケジュールを調整しづらいことが多い職種だと思うんですが、そのあたりはどうですか?

narukai:お客さまに対してやるべきことがある職種だからこそ、社内に対して融通がきくのがありがたいですね。

yukisan:tanimahoさんはどうですか? お子さんがまだ小さいので、急な病気などで休まなければならないときもありますよね。

tanimaho:そうですね、SmartHRでは「今日子どもの具合が悪そうだから、病院に連れていくために早く終わろう」ということもできてありがたいです。子どもがいる・いないに関係なく、みんながそれぞれの理由で仕事を調整しているので、気を遣わなくてめっちゃいいですね。

yukisan:tknzkさんは一番社歴が長いですが、そのなかで両立しやすさに変化はありましたか?

tknzk:変わっていないんじゃないですかね。入社したとき、「17時半に帰りたいです」と言ってそのまま帰っていましたし。

yukisan:「え、帰るの?」みたいなことは言われなかったですか?

tknzk:当時から言われなかったですね。

yukisan:プロダクトグループのなかでは「出産育児特別休暇(※)」を取得する男性の方も多いと聞くのですが、皆さんとくに問題なく取得されているんですか?

出産育児特別休暇とは、年次有給休暇とは別に「特別な有給休暇を10日間付与」する、SmartHR独自の制度です。休暇日は連続取得でなくてOK。詳しくは、DocBaseで「福利厚生」と検索してみてくださいね。

tknzk:そうですね、よく聞きますね。実は、出産育児特別休暇(旧:パパママ休暇制度)をつくるときに関わったんですよ。

yukisan:そうなんですか!

tknzk:僕が2人目の子どもが生まれるときに、「こういう制度があると助かるんですが、どうですか?」と提案して、作ってもらったんです。10日間というと、営業日で考えると約2週間。当時2人目が生まれるタイミングが長期休暇とかぶっていて、結構休めた記憶があります。皆さん10日で足りてるのかな? と思うことはあるんですが。

法定の育休を選択すると、一時的に所得が減るうえに、給付金をもらえるタイミングにもタイムラグがあるじゃないですか。それもあり、SmartHRでは出産育児特別休暇を取得する男性が多いんじゃないですかね。

yukisan:たしかに、出産育児特別休暇の取得者数、2021年は結構増えたそうですね。

インタビュー中のtknzkさんの写真。
▲ CEO直下 tknzkさん

SmartHRでの仕事と育児の両立、困っていることはある?

yukisan:逆に、SmartHRで仕事と育児の両立で困っていること、課題に感じていることはありますか?

tanimaho:私はとくに困っていないです。ただ、新型コロナウイルス感染症が落ち着いて、また出社の方向性に切り替わってきたら、今の生活をどう変えていけばいいか、漠然とした不安はありますね。

narukai:営業職という立場上、売上目標があるので、「自分は達成していないのに休んでいいのだろうか」と思うことは当然ありますよね。ただ、会社としてそういう空気はまったくないです。

yukisan:なるほど。もし何かあったとき、社内で相談できる環境はありますか?

tanimaho:あります。なんでも相談できますね。

narukai:オフラインで会った回数が少ないからこそちゃんと伝える文化があるので、相談しやすいですね。

yukisan:ベビーシッター派遣事業割引券を利用できるよう社員の方からモム会議(※)に提案があり、実現した例もあるので、社員の声を発しやすい環境はありますよね。

モム会議とは、経営会議に出すまでもない、ちょっとした疑問や相談などを議案として出して、みんなで揉んで考える場。社員であれば誰でも参加可能で、誰でも議案を出せる会議です。

今後のキャリア、どう考えている?

yukisan:つぎに難しい質問をしちゃうんですが、今後のキャリア、どう考えていますか? 応募者の方からもよくご質問があるようです。

tanimaho:私は子どもが生まれたタイミングでキャリアを見つめ直し、転職しました。毎日新しいチャレンジをしているので、今はとにかく学びを積み重ねていきたいですね。

tknzk:キャリアとかはあまり考えたことないんですよ。エンジニアって「勉強しなきゃいけない」という印象があると思うんですが、子どもが生まれると数年間は難しいかなと思っているんですよね。

yukisan:子どもがいることによって、今までできていたことができなくなったということですか?

tknzk:そうですね。PCに触れる時間が明らかに減りましたから。……そもそもキャリアって何なんでしょうね?

yukisan:わかりません(笑)。

narukai:僕もわかりません(笑)。

インタビュー中のnarukaiさんの写真。
▲ セールスグループ narukaiさん

いろいろな選択肢があるなかで、自分で自分のキャリアを描く

yukisan:SmartHRでのキャリア形成について、応募者の方は気になるところだと思うのですが、「SmartHRだからこうです」という回答はないかもしれませんね。

narukai:「出世すること=キャリア」という価値観もあると思うんですが、SmartHRでは自分がやりたいこと、目指す道を自分で見つけてキャリアを磨いている印象があります。
今、会社が大きくなり、やるべきこと、やりたいことがどんどん増えていると思うんです。僕は会社の成長に伴い、やりたいことも自然に増えていますね。

tknzk:子どもが生まれると自分の時間がなくなるので、もう、「できないことはできない」と割り切る必要がありますよね。そこをムリに頑張る必要はないと思うんです。

yukisan:「以前のように働けないこと」にモヤモヤされる方は多いのかなと思うのですが、tknzkさんだったらどうアドバイスしますか?

tknzk:「別に大丈夫だよ、仕事中にやりたいことやればいいんだよ」という話ですよね。仕事中にちゃんと頑張っていれば、それでいいと思います。

yukisan:narukaiさん、tanimahoさんはいかがですか? まだお子さんが小さいのでセーブされている時間があると思うのですが。

tanimaho:仕事の時間自体は出産する前より少ないですが、今の環境でも成長を積み重ねられている実感があります。SmartHRは残業して長く仕事すれば評価されるという会社ではないので、他人と比較せず、自分が成長を積み重ねていることに意識を向けられています。

narukai:逆に、裁量があるからこそ、成長実感を得にくい部分もあると思います。何をすべきか自分で考えることが苦手な人は、しんどいかもしれない。

yukisan:「SmartHRに入ればこんなキャリアが用意されています」という期待をもって入社するのはオススメしないですよ、という感じですかね。

narukai:はい、一方で、決められた出世コースがなく、「いろいろなキャリアがあっていいんだな」と思えるのはSmartHRのいいところだと思います。

tanimaho:たしかに、「子どもがいる方にはこんなキャリアがあるよ!」というロールモデルがいないと不安…という方にはマッチしないかも。「これがやりたい、ここを目指したい」という意思がある人が多く、やりたいことをやれる環境は整っているので、そういう方にはSmartHRの環境はオススメだと思いました。

narukai:今のSmartHRは中途採用しかしていないので、新卒採用をするようになったら変わるかもしれないですね。

インタビュー中のyukisanさんの写真。
▲ マーケティンググループ yukisan

子どもがいる・いないを意識しない。一人ひとりが柔軟に働ける環境がある

yukisan:最後の質問です。SmartHRではいろいろなバックグラウンドがある方が働いているじゃないですか。今回、仕事と育児の両立をテーマにしていますが、何か感じることはありますか?

tanimahoそもそも働くうえで子どもがいる・いないを意識しないですよね。休む理由を問われない社風ですし、あまり気にならないかも。

tknzk:どんな人でも「休むときはちゃんと休みましょう」という雰囲気がありますね。どちらかというと、休む本人が一番気にしているかもしれないので、必要以上に自分を追い込んでしまわないよう、そこはSmart相談室っていうサービスがあるので使ってみたらいいと思いますね。SmartHRでは産業医への相談もカジュアルに利用していますし。

narukai:一人ひとりが柔軟に働ける環境があるので、子育て中の社員だからといって特別扱いされていると思ったことはないですね。

yukisan:ありがとうございます。このコロナ禍で生じる保育園休園の問題など、個別の課題が出ることはありますが、SmartHR全体をみたときに役割・年齢などにとらわれずオープンでフラットな雰囲気があるので、たしかに私も「子育て中の社員」と意識することがないですね。

SmartHRには# 部活_パパママ部のチャンネルがあり、子育て中の方がよく相談しているので、何か悩んだらぜひ活用してもらいたいですね。

今日は色々とお話しできてよかったです。ありがとうございました!

SmartHRで産休・育休を取得した方の声をご紹介

対談はこちらで終了ですが、ここで、SmartHRで産休・育休を取得した方の声もご紹介します。ご回答いただいたのはこちらのお二人です!

ご回答いただいた2名、haruneeさん(女性)とversionfiveさん(男性)のアイコンが1枚ずつと、その横にテキストが並んでいる画像。テキストは、「セールスグループ haruneeさん:未就学児の子ども1名」と「プロダクトデザイングループ versionfiveさん:未就学児の子ども2名」と書かれている。

Q:SmartHRで産休・育休を取得している間、何か不安はありましたか? それらは解決できましたか?

harunee:会社がどんどん変わっていくので、「また戻って働けるのかな?」という不安がありました。Slackはアクセスできるようになっていたので、時々見て情報を仕入れたり、同僚と連絡を取ったりできたのは、ありがたかったです。ただ、その不安は実際に働くまで、解決できなかったですね。

versionfive:人・組織の変化に対する不安、新年度の会社方針をリアルタイムに理解できない不安、自分が抜けることによる業務上の不安がありました。年始にあった全社キックオフを任意視聴させてもらえたこと、haruneeさんと同じく、たまにSlackを覗いてチームメンバーがしっかり開発を進めている様子をながめられたことから、その不安はある程度解消できました。

Q:復帰後苦労したことは何でしょうか? それらをどう乗り越えましたか?

harunee:約1年お休みしたので、情報のキャッチアップに苦労しました。すべてキャッチアップしなくても仕事はできると割り切って、やれるところからこなすことで、少しずつ仕事をする感覚を取り戻しました。育休中は、大人と話すことが少なかったので、会社の方と話すのにもドキドキしていました。

versionfive:信頼貯金的なものが減っている感覚はあります。また、育児は続くのでどうしても働く時間に制限があり、出社の難易度もあがりました。できれば対面でのコミュニケーションを増やしたいですが、働く時間に限りがあることと、コロナの状況で難しく、まだ不安ながらやっているところです。(2022年2月より復帰)

Q:SmartHRで産休・育休を取得したい人へのメッセージをください!

harunee:社内にはたくさんのパパママの先輩がいるので、不安なことはなんでも聞ける環境です。復職時はフルタイムor時短で働くなど、個人の選択を尊重してくれ、働き方もとても柔軟だと思います。休むのは勇気が必要かもしれませんが、安心して出産&育児してください!

versionfive:育休によって新生児にしっかり向き合うことは、これまでの価値観を大きく変える経験と学びを与えてくれます。家族をより大切に想えるようになりました。社内でも男性の「育休をとりたい」という気持ちを強く後押ししてくれています。人生に何度もない(だろう)貴重な経験なので、迷っているならぜひ育休を取得することをオススメします。

# 部活_パパママ部で聞いた! アンケート結果を一部ご紹介

最後に、この取材を実施するための情報収集として# 部活_パパママ部で実施したアンケートを一部ご紹介します。60件以上の回答が集まり、温かいコメントをたくさんいただきました。

いろいろな質問をしたなかで、「今後子育てをする同僚・現在子育て中の同僚に伝えたいことがあれば教えてください」という質問の回答について少しご紹介させてください!

  • 正直SmartHRでなければ、働きながら子育てができるイメージがわかないです!もし子育てと仕事の両立をしたいのであれば、ぜひ一度お話しましょう。(@haradayさん) 

  • 家族を第一に考えて大丈夫だよ。過去の職場で育休を取得したのですが、男性もぜひ育休をとってほしい。(@shooenさん)

  • SmartHR以上に家庭を優先した会社をいまのところ知りません!(@furutomoさん)

  • 各家庭で事情は違えど、同じような苦労を経験してきた人は必ずいるはずです。辛いときはSlackなどで悩みを打ち明けると、きっと誰かが答えてくれると思います!(@takumiさん)

  • 子育て中のトラブルや不測の事態での業務調整はお互い様だと思うので、お互い申し訳なく思わずに、気負いすぎず頼り合ってやっていきましょう!(@hase0831さん)

  • 子育て経験者が多いチーム、そうでないチームがあると思うので、# 部活_パパママ部で質問や雑談をすると、色々な部署の雰囲気や意外な解決法が見つかり助かります!(@takaochanさん)

制度上はまだまだ整備が必要なところもありますが、SmartHRでは「困った」という声をあげやすい環境があります。また、両立に対する理解も進んでいる印象があります。(個人的には本当にありがたい!)

それは育児という領域だけでなく、持病や介護など、さまざまな領域においてお互いを理解し、一人ひとりを尊重する文化があるからではないかなと思いました。

SmartHRにおける子育てと仕事の両立について、この記事で少しでもイメージが伝われば嬉しいです。

● 執筆:@yukisan
● 取材協力:@narukai , @tanimaho , @tknzk
● 企画提案:@samemaru 
● 作成協力:@Chihiro , @takinari , @ta_ke_be
● 撮影:@Shirow 
● アイキャッチ作成:@tokuchinn
● アンケート協力:@harunee , @versionfive , その他67名の皆さま

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